パニック発作における抗不安薬の服用から経過、減薬に至るまで。

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今後の生活での発作に対する不安がある旨をかかりつけの主治医の先生に相談したところ、抗不安薬を処方されたと前回書きました。

実際に処方された薬剤はリボトリール錠0.5mgといわれる薬です。(一般名:クロナゼパム)
実はこの薬は一般的に抗てんかん薬として知られています。しかし、強い抗不安薬としての作用もあることからこのようなケースでも処方される場合があるようです。

指示された用法は毎朝食後に1錠ということで、症状があるなしにかかわらず毎日それを服用することになりました。

とにかく一日の始まりはリボトリールを飲んで一日が始まる、といった感じの生活が今後数2年ちょっと続くことになります。

結果から言うとその間に発作が起きることは一回もありませんでした。
しかし、予期不安や広場恐怖からの回避行動は消えることはなかったです。

このときの私の場合は、抗不安薬を服薬した安心感なのか、それともリボトリールの作用で発作に対する不安が少なくなっていたのかは正直わかりません。
しかし、発作が起きてないという事実からも、少なからずリボトリールへの信頼はあったと思うので、その思いが今後の生活には切り離せない薬になっていくのでした。

発作が起きない生活がしばらく続くと、次第に予期不安や、広場恐怖というものも薄れていったこともあるんですが、それは薬と水を必ず身につけている、という条件下での話でした。
たまたま外出時に薬や、水などを持っていくのを忘れたらもうそれだけで予期不安&広場恐怖の嵐に見舞われる始末です。

なので、外出時は絶対薬を忘れないことは厳守し、水はどこでも買えるのでいいとして、それだけはお守り代わりにも常に携帯する生活を送っていました。

約1年くらいそんな生活を送ってたのですが、その間に電車に乗ることができるようになりました。
これは大変重要なことです。薬に頼ってる部分もあったのですが、とりあえず、時間にして1時間以内の乗車範囲なら一人でも電車にはのれるようになっていました。

このことにより行動範囲は随分広くはなったんですが、同じ1時間でも車の運転での回避行動は解消されることはありませんでした。
渋滞中の道、高速道路など、そこはまだ自信がなく、いつも避けて通っていました。

ここまで、発作は全く起きてなかったわけですが、リボトリールという薬に今頃になってどうゆうものか調べてみたんですが、なんだか、効果は強いものの依存性や断薬症状がかなりきつい、なんてことを目にしてしまい、
このまま飲み続けてもいいのだろうか。。。と不安になるようになってきました。

たしかにこの薬をのんでる限りは発作も起きていないし、ありがたいことだけど、このまま依存し続けるのも怖いものだと思い始めて、なんとか減薬から、薬絶ちにいけないもかと思い始めました。

この類の薬、急にやめてはいけません。急にやめると断薬症状や禁断症状と言われるものが出て、それに苦しまなければいけなくなるのです。

主治医の先生にそんなことを相談して、それなら薬を減らしていこう、といことになって、無理にならない程度から減薬スタートすることになりました。

私が実際に減薬して行った方法は薬の服用を隔日にすることから始めました。
今日飲んだら明日は飲まない、その次の日また飲む、そんな感じです。

この方法でもし、発作があったり、減薬症状が現れたら、またすぐに戻す、ということで、この服薬パターンを1ヶ月くらい続けました。

幸いこの間に発作や、減薬による体調不良などもなく変化もなかったので次の減薬ステップへ進みました。

今度は1回服用したら2日空ける、という方法です。
この方法で今回は約2週間継続してみました。

結果から言って、何事もなく大丈夫でした。

そんな感じで服用の間隔をどんどん広げていって3ヶ月くらいかけて最終的には頓服で服用するような感じにまで持っていきました。

普段は薬は飲まないけど、ちょっとでも不安出そうな状況の前だけに服用する感じです。

ここまで来ると、だいぶ外出時の自信も出てきて、旅行とかにも行ってみたくなりだしました。
もちろん頓服としての抗不安薬は必携のじょうけんですが。。。

そしてその後に完全に薬を絶てることに成功した行動があります。

次回に続く。。。

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